アラベスクは自分の体の後ろに脚を高く上げるポーズです。
ターンアウトを保ち、体の状態は背中、ウエストから股関節にかけて強い捻りがかかっています。
骨盤の位置もポイントですが、前傾しすぎると体が前に倒れバランスが悪くなります。
骨盤を外旋させて、ふとももの筋肉を伸ばしながら足をあげていき、この時は骨盤は前に倒さないようにします。
脚が上がらないところまできたら、骨盤をわずかに前傾させるような流れが良いでしょう。
可動域がせまい上に、無理をしすぎると腰を痛める原因にも繋がるので、アラベスクのポイントを押え、日頃から可動域を少しずつ高めるようにしましょう。
強い捻りのかかる背中、ウエスト、股関節の動きが悪いとブレーキが働き、脚があがりにくくなります。
さらに、基本となるアラベスクが十分にできないと、開脚ジャンプでの上体の維持や、上げた脚のキレイなさばきなども得られません。
この部分の動きをよくすることで完成度の高いアラベスクができるようになるのです。ジャンプなどの動きも美しくなります。
また、アラベスクのポーズをキープするためには、「意識」がとても大切です。
上げた脚の付け根の柔軟性と共に、上げた脚を高く、より遠くへ伸ばそうとする意識です。
まずは、体のつまりをとること、意識することを行って完成度の高いアラベスクを目指しましょう。
アラベスクをより高く、美しく上げるために効果的なストレッチ
目的にあったストレッチを行うときは、ストレッチの前と後に確認作業を必ず行います。
ストレッチ後に、例えばアラベスクの脚が上げやすくなっているか、左右の上げやすさの違いなどに変化があれば、ストレッチが効果的に行えていることがわかるからです。
アラベスクでは背中、ウエストから股関節にかけて強い捻りがかかるので、その箇所の詰まりを取り除くようなストレッチが必要です。立った姿勢で、机や椅子などを利用し、体を捻じったまま下半身から頭までをゆっくりとウェーブするようなストレッチは効果的です。
ストレッチ後に身体やアラベスクの動きに変化がなければうまく行えていないので、もう一度ゆっくりと動かしている箇所を意識しながら行うと良いでしょう。
また、足をうしろに上げるパには、背筋を強くすることが欠かせません。
ストレッチとは別に背筋を鍛えるエクササイズなども行いましょう。
ゴムバンドを使ったエクササイズなども効果的です。
イメージの力を使ってアラベスクをより高く、美しく上げるエクササイズ
何のイメージもない状態でアラベスクをするよりも、何か具体的なイメージを思い浮かべた後でアラベスクをすると、イメージをしていない時よりもグッと高く脚が上がります。
イメージするときは、映像だけでなく、風や音、匂いなども想像するのがコツです。
思った以上に即効力があるので、ぜひイメージの力を感じて実践してみて下さい。
美しいアラベスクのためのストレッチの方法もイメージ法も教材の中で、詳しく紹介しています。
自宅で簡単にできるので、ぜひ日常生活の中に取り入れて実践してされてください。