効果的なバレエストレッチ

バレエをやっている人はきっと毎日ストレッチを欠かさずなっているのではないでしょうか。
やはり体の柔軟性は、ストレッチの継続により高めていくことができます。

ストレッチを続けてもあまり体が柔らかくならない。もっと体を柔らかくしたい。
しなやかな踊りをしたい。

それには、今やっているストレッチを少し見直すと良いかもしれません。

自分では一生懸命にストレッチをしているつもりでも、なかなか柔らかくならないという人は原因があるのです。

ストレッチの取り組み方によっては、柔軟性も可動域も今よりもっと柔らかく広げることができるので、ぜひ効果的なバレエストレッチを実践してほしいと思います。


その前にいくつか、大切なことを紹介します。

レッスン前にストレッチを行うと思いますが、やりすぎても良くありません。
一般的にストレッチの目的は、筋肉を伸ばして関節の可動域を広げ、怪我を防止します。
また練習後の疲労を解消することです。

それなのに なぜ、レッスン前にストレッチをやりすぎると良くないのか?

それは、筋肉と関係していて、体が動かしにくくなったり、怪我にも繋がります。
詳しくは本書の中で説明していますが、筋肉は「伸ばす」と筋力が低下します。
こうした身体のことを知ることはとても大切です。知らないと損をすると言っても良いくらいです。

可動域を拡げるためのストレッチも、行うと良いタイミングというのがあるのです。
短時間で効果を感じることができるので、こうしたこともストレッチのコツとして知っておくときっと役に立つはずです。

バレエのレッスン前に行うと良いもの、レッスン後に行うと良いもの、ストレッチの目的に合わせて効果を狙っておこないましょう。


また、ストレッチを念入りに行ってもよく怪我をしてしまう、足首の捻挫がクセになっている方もいますが、同じところを痛めてしまうのはなぜでしょう?

痛みがひきリハビリとして、ストレッチや筋トレを勧められた通り行っていても、また同じ場所を怪我してしまうことがバレエをしている人には多いものです。

それは、捻挫した結果、その箇所の筋肉や靭帯が硬くなってしまったり、関節の可動域がせまくなったり、その動きの悪い状態のままで練習を再開してしまうためです。痛みが引いたからと動きの悪い物をがんばって動かせば再発してしまうのは当然なのです。

ただ、関節の可動域だけでもありません。毎日ストレッチをしているのにとても体がやわらかい人がいますが、それは通常よりも筋肉が長いためで、筋肉自体に柔軟性があるわけではありません。つまり、関節の可動域が大きくても筋肉が良い状態とは限らないので、それだけを考えていてもいけません。

大切なのは、関節の可動域の改善、捻挫してしまった箇所に関係する筋肉の柔軟性を同時に調節することです。

柔軟性を出そうとやみくもにストレッチをするのではなく、例えば足首の捻挫であれば、足首に関連した脛(すね)やふくらはぎの筋肉も緩めるようにするのです。そうすることで同時に改善していくことが可能です。

また、足首の怪我を予防するためのストレッチであっても、足の指の柔軟性を高めることで、下半身の安定に繋がります。


体の柔軟性を高める、怪我の予防、目的に応じたバレエストレッチをぜひ取り入れてほしいと思います。

バレエストレッチのポイントを知るだけでも身体への影響もストレッチの効果も随分変わってくるのです。